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ベジブロス®を、ちゃんと伝えていく 『VEGEBROTH Labo』公開

9月5日
読了時間: 9分

更新日:9月6日


野菜の皮やヘタ、種や根っこから取る「ベジブロス®」を生み出して約40年。 タカコナカムラがずっと温め続けてきた公式プラットフォーム『ベジブロスLabo』のWebサイトがついに公開されました! きっかけとなった世界展開ラーメン店幹部からの喝、30歳でなけなしのお金をはたいて行った商標登録、そして農業との出会い。 単なる「健康や美容にいい魔法のスープ」にとどまらず、地球環境や日本の農業とつながるWhole Food思想の原点と、次の世代へ本物を手渡すための新たな挑戦をお届けします。


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怒られて種火がついた!「ベジブロスLabo構想」の始まり


このたび、念願だった

「ベジブロスLabo」のサイトを公開しました。



とはいえ、まだまだ工事中です(笑)。

コンテンツも十分ではありません。


「公開しました!」と胸を張るには、ちょっとスカスカ。


でも、まずは一歩。

ずっと作りたかった場所なので、今日はそのご報告です。



ベジブロスをやり始めて40年。

いまだに広がらない焦り。

そして、ちょっとしたイライラ。


「ベジブロスでラーメン屋をやればいいんじゃないか?」


そんなことを思いついて、6月某日、

日本だけでなく世界に店舗を広げているラーメン屋さんの幹部に相談に行きました。


すると、

「オバチャン、何考えてんの!」

と、いきなり叱られました(笑)。


「ベジブロスでラーメン屋になる前に、俺ら、ベジブロスってことすら知らないし。

そもそも、ベジブロスのPR活動、やってんの?」


……。


返す言葉もありません。


「ラーメン屋を考える前に、とにかくベジブロスを世界中の人に知ってもらうこと!」

と、叱咤激励を受けたのでありました。


そうだ!

その通りだ!


こうして、私の中にあった「ベジブロスLabo構想」に、種火がついたのでした。



30歳のタカコナカムラ、「ベジブロス」という名前に惚れて商標登録へ


そもそも、ベジブロスって何?


ベジブロスとは、野菜を料理するときに捨ててしまいがちな、

皮やヘタ、種、根っこなどを活用してつくる野菜だしです。


そのヒントになったのは、

私が尊敬するジャーナリスト、故・丸元淑生先生の『システム栄養学』でした。


1983年頃だったと思います。

丸元先生の本に野菜くずで野菜だしを発見。

そこに「ファイトケミカル」という、当時の私には謎のキーワードがありました。


「これはいい!」

そう思った私は、まだまだ一般には知られていなかった

「ファイトケミカル」についても調べ始めました。


アンド、ファイトケミカルは野菜の可食部だけではなく、

皮や根っこ、ワタなどにも多く含まれていることを知ったのです。


毎日、野菜くずで野菜だしを取るようになりました。


そして、びっくり。

おいしい!


カレーも、味噌汁も、スープも、煮物も。

この野菜だしを使うと、なんだか魔法のようにおいしくなる。

すっかり夢中になりました。


そして1989年。

この野菜くずから取る野菜だしを、私は「ベジタブルブロス」と名付けました。


……長いなぁーー


そこでショートカットして、

「ベジブロス®」

と名付けたのでした。


タカコナカムラ、30歳。

若い。青い(笑)。


でも、「ベジブロス」というサウンドには、我ながら計り知れない夢と希望を感じました。


当時の私は、フリーランスのフードディレクター。


「そうだ!商標登録しなくちゃ!」


そう思った私は、当時お金もないのに、

なけなしのお金をはたいて、知人を通じて三浦特許事務所に駆け込みました。


給料は20万円ほど。

家賃を払って、一人食べていくのが精一杯。


法人もない。

教室もない。

商品すらない。


そんな私が、「ベジブロス」という名前に惚れ込んで、商標登録をした。


今考えると、

「何考えてたんだろうね、30歳の私?」

と思います(笑)。


でも、私にとっては、マンションを買うくらいの気持ちの買い物でした。


三浦先生は、私の思いの丈を聞いてくださり、

少しずつ商標登録を進めることに力を貸してくださいました。



田んぼと農家さんが教えてくれた「皮を剥かない理由」


当時の私は、デパ地下の催事、お菓子の商品開発、広告用の料理撮影など、

来た仕事は何でも引き受ける、いわば「ド根性姐さん」


働いて、働いて、働きまくった30代でした。


そんな私に、

「タカコさん、食べもののことやるんなら、農業やらないとダメさー。

米、作ってみっか?」

と声をかけてくださったのが、

「三之助」ブランドの創業者、もぎ豆腐店の故・茂木稔会長でした。


「俺の知り合いの国夫ちゃんに田んぼ借りて、米作ってみなさい」

そこから、初めて田んぼを借り、無農薬・無化学肥料で米作りに挑戦しました。


田んぼの世話から賄いまで、

本当にお世話になったのが、埼玉県本庄市の農家、金井国夫さんご一家。


ある日、国夫さんの奥様が料理をしながら、ぽつりと言いました。


「私たち、いつから野菜の皮を剥くようになったのかねー。

昔は剥いてなかったよね。皮に滋養があるって言ってたし」

「タカコさんの料理って、昔のままだね」

と笑った。


そのとき、ハッとしました。


そうだ。

私たちはいつからか、野菜の「見た目」を気にするようになって、皮まで剥いてしまったんだ。


でも、私が米を作ってみてわかったのは、

皮を剥くか剥かないか、という話だけではありませんでした。


土があり、水があり、雨があり、太陽があり、天候がある。

農家さんが土を耕し、野菜や米を育てている。

私たちが食べているものは、全部つながっている。

そのことを、農業を通して体感したのでした。



単なる野菜だしじゃない。私にとってのベジブロスは「自由の女神」


野菜は、実だけを食べるものではない。

皮も、根も、種も、葉も。

野菜をまるごといただく。


これは、私が長年大切にしてきたWhole Foodの考え方そのものです。


だから、ベジブロスは、

「ファイトケミカルが豊富で、美容や健康にいい魔法のスープ」

というだけのものではありません。


ベジブロスに使う野菜は、皮も根っこもワタも、まるごと活用する。


だからこそ、どんな野菜を使うのか。

農薬や化学肥料との関係はどうなのか。

安心して食べられる野菜を作るには、豊かな土や水、環境を守ることが欠かせない。

そういうことまで、全部つながっている。


私にとってベジブロスは、

いつしか単なる「おいしい野菜だし」ではなくなっていきました。

Whole Foodを象徴するもの。


私にとっては、ベジブロスはニューヨークの「自由の女神」みたいなものです。


片手には農業と健康。

掲げた手には平和。


……なんとも壮大で、尊厳ある存在になってしまったなぁ。



だから今こそ、本物の思想を「ベジブロスLabo」で残したい


ありがたいことに、最近では「ベジブロス」という言葉も、ずいぶん知られるようになりました。


ところが、その一方で、

「ベジブロス」と名前をつけた商品が出ていたり、

ベジブロスをテーマにした講座が、あちこちで開かれていたり。


自己流のベジブロスも、まあ、百歩譲っていいですよ(笑)。料理は自由ですから。


でも、ひとつだけお願いがあります。


私が生み、育ててきた「ベジブロス®」という言葉を使うのであれば、

その背景にあるWhole Foodの考え方も知ってほしい。


ベジブロスは、単なる野菜くずのスープではない。

健康だけでもない。

料理だけでもない。

農業も、環境も、食べる人の暮らしも、全部つながっている。


そこまで含めて、私は40年近くベジブロスを伝えてきたのです。


そして何より、「ベジブロス」という名称は、

私が昔からコツコツと商標登録しているものです。

それは、なんちゃってベジブロス商品が氾濫しないためです。


だったら、

ちゃんと伝える場所を、自分でつくろう。

そう思ったのです。


それが、「ベジブロスLabo」。


ベジブロスとは何なのか。

なぜ、私がベジブロスを伝えてきたのか。

どんな考え方でつくるのか。

料理にどう生かすのか。

アンド、その先にあるWhole Foodの考え方まで。

ちゃんと残して、ちゃんと伝えていきたい。

そのための場所です。


もちろん、まだまだ始まったばかり。

サイトも、スカスカですが、事務局の2人が一生懸命作りました。

ここから少しずつ、コンテンツを増やしていきます。

ベジブロスの基本。

料理への使い方。

これまでの歩み。

研究やエビデンス。

そして、ベジブロスをめぐる、いろいろな情報も。


いつか、

「ベジブロスのことなら、ここを見ればわかる」

と言ってもらえる場所にしたい。


だから、応援してください。


40年近く前に、30歳の私が惚れ込んだ「ベジブロス」。


まさかこの歳で、

またこんなことを始めるとはねーー。

でも、今だからこそできることもある。

私一人で守るのではなく、

みんなで育てていける場所にしたいと思っています。


もし、

「ベジブロス、もっと知りたい」

「面白そう」

「応援してやろうじゃないの」

と思ってくださったら、


ベジブロスLaboをフォローしてください。


誰かに伝えてください。

ときどき、また覗きに来てください。


まだスカスカのサイトですが(笑)、

ここから一緒に育ててください。


「ベジブロス」という言葉だけが一人歩きするのではなく、

その言葉が生まれた背景と、

そこに込めたWhole Foodの考え方まで、

次の世代へちゃんと渡していきたい。

それが、今の私の願いです。


これからも、台所から発信していきます。

どうぞ、よろしくお願いいたします。



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「ベジブロス®︎」は、(株)タカコナカムラOECの商標登録です。

(登録商標第5587493号)。

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※本記事は「note」より要約抜粋しています。



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✏️ 編集部より 〜 Whole Food Life からのご案内 〜

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野菜を皮まで丸ごと活かし、体も地球環境も美しく育む「ベジブロス®」。

あなたの台所から、命と農業、暮らしを丸ごと慈しむ食習慣を始めてみませんか?


タカコナカムラWhole Food スクール

「基礎」「応用」の先に待つ、ホールフードを深める道。

基礎コース・応用コースで食と暮らしの土台を磨いたその先に、和食の巨匠・野崎洋光氏をはじめとする豪華講師陣から直接学ぶ「ホールフードマスターコース」が開かれます。

単なる調理技術にとどまらず、ベジブロスの原点である素材の背景や環境への責任まで。

タカコナカムラが長年探求してきた「食と暮らしをまるごと考える技術と哲学」の集大成を本格的に深めていけます。


Online Shop「Whole Food Life」/スクール購買部(かいものスペース) 毎日の料理にサッと使える「手軽なベジブロス®」。

毎日のスープやお味噌汁、煮物のベースとして手軽にファイトケミカルを補える厳選ベジブロスアイテムや、野菜の旨みを最大限に引き出す上質な手仕事の調理道具を取り揃えています。


まるごと養生食堂(たべるスペース)

ベジブロスの滋味と「丸ごといただく命の味」を体験する。

野菜の皮や根っこの旨みが凝縮されたベジブロス出汁をベースに、季節の野菜と伝統調味料で仕立てる体想いのお料理。ひとくち飲むだけでお腹の底から温まる、本物の手料理の美味しさをぜひ食堂で味わってください。


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