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現役92歳の眼差し。小泉和子先生に学ぶ「これからの暮らし」

  • 1月31日
  • 読了時間: 3分

更新日:20 時間前




大田区久ヶ原にある「昭和のくらし博物館」。

そこには、時代を懐かしむためではなく、未来を生き抜くための『知恵』が静かに息づいています。

先日、館長の小泉和子先生に取材でお話を伺いました。

92歳にして現役、菊池寛賞を受賞されたばかりの先生から手渡されたのは、便利さと引き換えに私たちが忘れてしまった「暮らしの矜持」という宿題でした。


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懐古ではない、未来のための「知恵」を残す場所

小泉先生のご自宅をそのまま公開しているこの博物館は、再現された空間ではなく、実際に営まれてきた「生きた暮らし」の記録です。


先生は仰います。「昭和を懐かしむために残しているのではない」と。


そこにあるのは、気候変動や環境破壊が深刻化する現代において、私たちがもう一度立ち止まって考えるべきヒントです。


すべてがプラスチックに包まれたスーパーの食品。

限界を迎えつつある大量消費の暮らし。


「少し工夫しよう、という気持ちが大切なの」


先生の厳しい、けれど温かい眼差しは、一人ひとりの暮らしの変容が社会を変えると、確信を持って語られていました。



著書『仕舞う』を通して繋がる、食と暮らしのバトン

一昨年末、小泉先生が上梓された『仕舞う』という一冊の本。

旧家に大切に残されていた道具や衣類。

その修復作業をプロデュースされた先生から、「食べものの仕舞い方を書いてみない?」と光栄な一言をいただきました。


野菜の保存、ベジブロス、乾物の知恵。


尊敬する先生の著書に関わらせていただいた経験は、私にとって原稿を書く手が震えるほどの宝物となりました。


モノを大切に仕舞うことは、自分たちの暮らしを慈しむこと。それは料理も同じです。



92歳でなお「研究したいこと」があるという衝撃

取材の終わりに、「これからやりたいことはありますか?」と問いかけました。

先生から返ってきたのは、「日本の『椅子』の歴史を研究したい」という、驚くほど若々しく情熱的な答えでした。


92歳でなお、新しい扉を開こうとする探究心。

暮らしを記録し、知恵を整理し、次の世代へ手渡す。


その歩みを止めない先生の姿に、私は圧倒されると同時に、自分自身の生き方を深く省みました。


「どう生きたいか、もっと真面目に考えなさい」


小泉先生から手渡されたこの宿題を、私は日々の台所から、そしてスクールから、皆さんへ繋いでいきたいと思います。




※本記事は「note」より要約抜粋しています。



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✏️ 編集部より

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時代を超えて残したい「暮らしの知恵」。小泉先生から学んだ「工夫する心」。

それは私たち「タカコナカムラWhole Foodスクール」が最も大切にしていることです。


1. 現代に活かす「仕舞う」知恵を学ぶ タカコナカムラWhole Food スクール

食材を余さず使い切る「ベジブロス」や、古くて新しい「乾物」の活用法。

小泉先生の著書でも紹介された、現代の暮らしにフィットする保存と活用の知恵を、教室でお伝えしています。


2. 道具を大切に、長く使う喜びを Online Shop「まるごと」/スクール購買部「まるごと」

昭和の暮らしにあった「良いものを長く使う」という文化。

私たちは、一生モノとして愛用できる調理道具や、伝統的な調味料を取り揃えています。

プラスチックフリーな暮らしへの第一歩、ここから始めてみませんか?


3. 「昭和のくらし博物館」を訪ねて

私たちの活動の拠点と同じ大田区にある、小泉先生の博物館。

実際に足を運び、そこにある空気や知恵に触れてみてください。

きっと、あなたの台所仕事への向き合い方が変わるはずです。


 
 
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