top of page
タカコナカムラ時々ブログ


「弁当の日」が教えてくれた、人が人になる時間。
人が「人間になる」時間が、いま、静かに失われているのかもしれません。 なぜ、たった一度のお弁当作りが、子どもの一生を変えてしまうのか。 「料理家を増やしたい」と願うタカコナカムラが、尊敬してやまない竹下和男先生から教わった「魂の教育」についてお話しします。 ============================================== 「勉強だけしていればいい」が奪う、共感する力 特に東京などの首都圏では、 「塾や習い事で忙しいから、料理なんてしなくていい」 「包丁で手を切ったら危ない」 と、大人が先回りをして子どもの役割を奪ってしまう光景をよく目にします。 しかし、近年の脳科学では、8歳から19歳頃にかけて育つ「前頭前野(人間脳)」の発達に、生活習慣が大きく関わっていることが指摘されています。 「全部やってあげるから、あなたは自分のことだけしていればいい」 そう言われて育った子どもは、他人への共感力が育ちにくく、 大人になっても「やってもらって当たり前」という感覚から抜け出せなくなるリスクを孕んでいます。 今、社会問題となっている
2月25日


Whole Food Lifeはここからが本番。応用コース修了生に贈るこれからの歩き方
濃密な時間を共に過ごした「応用コース」が修了しました。今、心地よい達成感とともに、どこか心にぽっかりと穴が空いたような、不思議な感覚の中にいる方も多いのではないでしょうか。夢中で吸収した日々を経て、皆さんの「ものの見方」や「選び方」は、受講前とは確実に見違えるものになっています。 修了という一つの区切りを迎えたいま、タカコナカムラが皆さんに一番伝えたい「これからのこと」を綴ります。 ============================================== 「知ったうえで、選ぶ力」があなたを守る 応用コースは、単に料理のレパートリーを増やす場所ではありません。 私たちが共に学んできたのは、「暮らしの安全」という確かな視点です。 「食」を整えることはもちろん大切。でも、それだけでは体調が変わりきらないこともあります。 そこで初めて、私たちは「暮らし全体の環境」——日用品、空気、香り、住まい——に目を向けることの重要性に気づきます。 世の中からすべての化学物質を排除することは不可能です。だからこそ大切なのは、「知ったうえで、選ぶ力」
2月19日


台所に戻ってくる人たちへ。「一生もんの知恵」が芽吹く瞬間に立ち会って。
「料理は、感覚だけでは続かない」 だからこそ、私たちの『応用コース』では、各界の第一人者をお招きして、食・農業・環境・暮らしを「システム」として深く理解する時間を設けています。 単にレシピを増やすのではなく、自分の頭で納得し、自分の手で再現できること。 強制されるのではなく、ストンと腑に落ちたとき、人はもう台所から離れなくなります。 ========================================= 「すべてはつながっている」という確信 遺伝子組み換え、経皮毒、オーガニックガーデン、そしてナチュラルクリーニング。 一見、料理教室の枠を越えているように見えるこの講師陣は、実は全員が同じゴールを見つめています。 食だけ、農業だけ、暮らしだけを切り取っても、未来は拓けません。 ベテランの講師の方々が、今なお学びを止めず、常に最新の情報を携えて教壇に立ってくださる姿。その真摯な背中から、生徒さんたちは技術以上の「生きる姿勢」を受け取ってくれています。 道具が、人を台所へ連れ戻す 先日、ある生徒さんが「念願の包丁を手に入れて、あまりの切れ味
2月15日


小豆島便り。人はなぜ、木桶サミットに集まるのか?
今年も、全国から400人を超える人々が小豆島に集まりました。 そこにあるのは「伝統を守らなければ」という悲壮感ではありません。 木桶を作る人、使う人、そして何者でもない若者たち。 彼らが惹きつけられるのは、制度でも補助金でもなく、ただ「カッコイイ」という背中があるから。 木桶という装置が、いかにして未来を自然発生させているのか――。 タカコナカムラが現地で感じた「希望」の記録です。 ========================================= 徒弟制度は壊れた。けれど「背中」は残っている 今、日本の醸造用木桶職人は絶滅の危機を乗り越え、驚くほど多くの若者たちが自ら手を挙げ、集まっています。 修業も、説教も、命令もない。ただ、同じ釜の中に同世代を放り込むと、そこには強烈な化学反応が起きます。 誰に言われたわけでもない。認定があるわけでもない。 ただ「カッコイイ」から。 『ヤマロク醤油』の山本康夫さんをはじめとする、三人の男たちの情熱から始まったこの動きは、制度ではなく「人」が未来を呼ぶのだということを証明しています。 料理は、
2月7日
bottom of page
