「弁当の日」が教えてくれた、人が人になる時間。
- 2月25日
- 読了時間: 4分
更新日:2月26日

人が「人間になる」時間が、いま、静かに失われているのかもしれません。
なぜ、たった一度のお弁当作りが、子どもの一生を変えてしまうのか。
「料理家を増やしたい」と願うタカコナカムラが、尊敬してやまない竹下和男先生から教わった「魂の教育」についてお話しします。
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「勉強だけしていればいい」が奪う、共感する力
特に東京などの首都圏では、
「塾や習い事で忙しいから、料理なんてしなくていい」
「包丁で手を切ったら危ない」
と、大人が先回りをして子どもの役割を奪ってしまう光景をよく目にします。
しかし、近年の脳科学では、8歳から19歳頃にかけて育つ「前頭前野(人間脳)」の発達に、生活習慣が大きく関わっていることが指摘されています。
「全部やってあげるから、あなたは自分のことだけしていればいい」
そう言われて育った子どもは、他人への共感力が育ちにくく、
大人になっても「やってもらって当たり前」という感覚から抜け出せなくなるリスクを孕んでいます。
今、社会問題となっている「8050問題」も、
実はこうした台所での自立の欠如と無関係ではないのかもしれない
——私はそう感じています。
料理は「生きるためのサバイバル能力」
私は息子が小さい頃から、「自分の食べるものは自分で作れるように」と教えてきました。
私自身が忙しく、彼を一人で留守番させることも多かったからです。
「お腹が空いたら、せめてご飯だけは炊けるように」
それは教育というより、彼がどこへ行っても生きていけるための、親としての最低限のギフトでした。
台所に立つ子と、立たない子。
その差は、学年が上がるごとに、そして大人になった時に、驚くほど大きな「生きる力の差」となって現れます。
凍りついた心が、竹下先生の言葉で溶けた日
実を言うと、この一年、私自身も大きな出来事が続き、
「もう料理を教えるのはやめて、教室を閉めようか」と本気で悩んだ時期がありました。
そんな時、竹下先生とお話しすると、不思議と凍りついた心がすっと溶けていくのです。
御年を召してもなお、畑を耕し、全国を飛び回り、子どもたちの未来のために情熱を注ぎ続ける先生の背中。それを見ると、「私も、もう少し頑張ろう」と、自然に台所へ戻る勇気が湧いてくるのです。
「弁当の日」を経験した子どもたちが、親になる時代へ
「あの時、弁当の日を経験して本当によかったです」
かつて先生の教え子だった子どもたちが、いま親世代になり、涙ながらに感謝を伝えに来る場面に、私は何度も立ち会ってきました。
教育の結果は、すぐには見えません。
けれど、一回のお弁当作りが種となり、数十年後に豊かな「人間力」として花開く。
竹下和男先生の講演会には、そのヒントが詰まっています。
子育て中の方はもちろん、教育に関わる方、
そして「どう生きるか」を模索しているすべての方に、ぜひ聴いていただきたいお話です。
※本記事は「note」より要約抜粋しています。
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✏️ 編集部より
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