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「料理変態」の私が、子どもたちに教えてもらったこと

8月23日
読了時間: 6分

「料理をする人を増やす」という課題に向き合う中で誕生した、タカコナカムラWhole Foodスクールの新企画「台所Labo〜親子で料理教室」。 8月22日に開催された初回のテーマは、子ども扱いを一切せず、五感と手仕事で味わう「料理の楽しさ」。 湯呑みで米を測り、鍋で炊き、梅酢を手に塗っておむすびを握る子どもたちの姿から、タカコナカムラが感じた「料理の原点」をお届けします。


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和食の沼から脱出!「料理変態」の原点とワクワクの選択


タカコナカムラWhole Foodスクールの歴史に、新しい1ページが生まれました。


2026年8月22日、「夏休み特別企画!こども台所ラボ」を開催しました。


いつもの料理教室とは、ちょっと違うものにしたいしなぁ、

献立も、進行も、あれこれ考えました。


「正しい出汁の取り方は?」

「包丁とまな板の扱い方は?」

「ごはんの炊き方? おひつはどうする?」


そんなことを考え始めたら、いつの間にか私は、

「和食の本来のあり方」という深い沼に入り込んでいました(笑)。


時同じくして、「料理をする人を増やす研究所」を立ち上げたばかり。


なんとか小さいうちから、料理の英才教育をしなくては!


あの手この手を考えていたのです。


でも、ふと思いました。

私は、なぜこんなに料理が好きなんだろう?

なぜ料理が楽しいんだろう?

毎日、料理をしなければ気がすまないのだろ?


料理変態かっ!?


誰かに料理を教え込まれたわけではありません。

実家は山口県の割烹料理店。

小さい頃から、板場さんや仲居さんたちが行き交う、忙しくてガチャガチャした調理場で過ごすことが多かった。

正直、ちっとも、楽しくなかった。


「どうして、うちにはサザエさんのような家族団欒がないんだろう」

そんなことを思っていました。


物心ついた頃から、台所には出入りしていました、何故なら、親はほとんど料理をしない。

賄い担当のばあちゃんが作る、ちょっと古くさい料理も好きじゃない。

だったら、めちゃポジティブに

「ならば、自分で作ろう!」

そんなところから始まったような気がします。


その癖が、まさか半世紀も続くなんて。

人生って、わからないものです。


だから今回、料理の「いろは」を教え込むのではなく、

「料理って、おもしろい!」

「料理って、おいしい!」

その感覚を、まず味わってもらおう。

料理教室に来ることが、ディズニーランドに行くくらいワクワクする。

そんな「楽しさ」の入り口をつくろう。

そう考えました。



湯呑みで米を測り、梅酢でおむすび!こども扱いしない台所


だったら、ごはんを計量するところから子どもたちにやってもらおう!


計量カップなんて、なくてもいい。

湯呑みでごはんを測って、同じ湯呑みで水を測ればいい。

炊飯器ではなく、鍋で炊いてみよう。

沸いたら弱火。

蒸らして、最後に空気を入れるように混ぜる。


その一連の作業を、全部、子どもたちにやってもらおう。


Whole Food基礎コースで伝えている「野菜の真空漬け」もやってみよう。

出汁を引くのは、もう少し先でいい。

今回は「味噌玉」を作ってもらおう。


そしてメインディッシュは……


リバーライトの鉄鍋の卵焼き器で作る、

出汁を使わない、出汁なし卵焼き!

3歳の子から11歳のお姉ちゃんまで、全員参加。

みんな、大変よくできました💮


私はこれまで、子ども料理教室をあまりやってきませんでした。

理由は、子どもの扱いが、あまり上手ではないから(笑)。


どうも私は、子どもも犬も、特別扱いしない性格らしい。

子どもにも、理屈を語るし、よく叱る。


だから今回も、

「絶対に、子ども扱いしない料理教室にしよう」

と心に決めていました。


ところがですよ。

子どもたちは、私の説明を真剣に聞いている。



炊きたてのごはんで、おむすびを作ったときのこと。


「先生はね、ラップも手袋も好きじゃないの。

手でむすぶ、おむすびの方がおいしいから。

手をきれいに洗って、殺菌効果のある梅酢を手につけて、おむすびを作ろう」


そう伝えると、みんな素直に手を洗い、梅酢をつけて、おむすび作り。


両手は、ごはん粒だらけ。

それでも、ちゃんとおむすびができました。


「タカコ先生、僕たち、ちゃんと作れるよ」

そんな声が聞こえてくるような気持ちになりました。



お母さんたちの驚きと、「おもしろいから」作るこどもたち


帰り際、お母さんたちから、こんな言葉をいただきました。

「こんなことまでできるなんて、びっくりしました」

「いつもは少食なのに、こんなに食べてくれました」

「怪我したら危ないと思って、台所に入らせていませんでした。これからは台所に立たせたいです」

「卵焼きにうるさい息子が、めちゃくちゃ食べていました」


よかった。

子どもたちも、お母さんたちも、楽しんでくれたようです。


でも、子どもたちが楽しそうに料理をしていたのは、

健康のためでもない。

美容のためでもない。

頭が良くなるためでも絶対ない。


ただ、

料理がおもしろかったから。

自分で作ったものがおいしかったから。

それだけなのだと思います。


迷路を抜けて、次回はハロウィンのかぼちゃ祭り!


「料理をする人を増やしたい」

そう思って料理教室を始めて、20年。

いろいろなことを考え、いろいろなことを教えてきました。

でも、もしかしたら私は、少し難しく考えすぎていたのかもしれません。


料理をする人を増やすために必要なのは、

「正しい料理」を教えることだけではない。


まず、料理って、楽しい。自分で作るって、面白い。

そして、自分で作ったものは、おいしい。


その原体験なのかもしれない。


昨日の台所で、そんなことを感じました。

なんだか、迷路から、やっと少し抜け出せたような気持ちです。


さて、次回の台所Laboは、ハロウィン🎃の日。

テーマは「かぼちゃ」でいこう。

もちろん、おやつも作ります。


次は、どんな台所の景色が生まれるのか。

今から楽しみです。

こども台所 Labo、次回もやりますよーーー!



※本記事は「note」より要約抜粋しています。



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