ダイニングテーブルは、家族の歴史を映す鏡である
「同じ釜の飯」を食べることは、もう過去のものなのか?
20年にわたる追跡調査が突きつける、現代家族の光と影。
「子どもが邪魔」「自分の好きなものを、好きな時間に食べる」。 そんな個人の自由を極限まで追求した家族の食卓には、何が起きているのでしょうか。
本書は、タカコナカムラが尊敬してやまない岩村暢子さんが、同じ家庭を10年、20年と継続調査することで見えてきた、現代の家族像を鮮明に描き出します。
本書が問いかける、現代家族のリアル
「孤食」の果てにあるもの: 子どもへの「リクエスト食」や「意思の尊重」という名の放置。その結果、子どもたちはどう成長していくのか?
破綻する夫婦の予兆: ダイニングテーブルの風景から予測される、10年後の夫婦関係とは。
「個」の極大化: 「私一人の時間」を何よりも優先する家族たち。かつての「共食」の風景は、なぜ急速に失われたのか。
空洞化する家庭: 「外ごと化」する家事、ブラック部活、ブラック企業――現代社会の構造が、どう家庭を蝕んでいるのかをシビアに分析。
こんな方に、ぜひ手に取っていただきたい一冊です
「家族の食卓」を大切にしたいと願いながら、日々の忙しさに葛藤している方
子育てや食育において、「本当に大切なこと」を改めて考えたい親御さん
現代社会における人間関係や、孤独の問題に関心がある方
家族のあり方、夫婦の絆の保ち方について、深い洞察を得たい方
「自分」を譲れない時代、私たちは家庭の中に「個」の城を築き上げました。その結果、家族は空洞化し、あるいは別の形での絆を模索することとなりました。
本書は、家族の絆を諦めるための本ではありません。崩れなかった家庭の共通点を見つけ出し、私たちが「これからの家族」をどう築いていくべきかを、20年という長い時間をかけて観察した記録です。

