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カムバック!隠岐島のアラメ

更新日:7月16日

私は40年近く、ずっと隠岐島のアラメを使ってきました。

初めて知ったのは、マクロビオティックの大御所小川みち先生の料理教室。

運営していた、大竹さんという、これまた、濃いーー志し高いオジちゃんが売っておられた。

それから小川先生も大竹さんも他界。

それでも隠岐のアラメに代わるものなし!で使い続けてきた。すごく美味しいのだ。


ところが隠岐島にも温暖化の影響。

アマさんが潜っても、アラメはもうないという。

アラメの仕入れ先、池田海産物店の池田さん

は静かに嘆く😢。


もう、隠岐にはアラメ捕れん!


もちろん、ネット上では、隠岐なのか、中国産なのか?アラメは売られています。

でも、アラメなら何処のでもではなくて、私は隠岐のアラメがいいの。

そこで、オジちゃんに相談したら


島を探して送ってやろうか?

そこまで好きっちゅーなら、利益はとらんから、島の店で買って送ってやるさ。


何という男気。隠岐島気。

こうして、細々とタカコナカムラホールフードスクールの購買部のみで、アラメを並べている。数は常に限定です。


かつお節も昆布も、海水温度が上がり、磯焼けが起こり、絶滅しそうな海産物は沢山ある。

それを何とも思わない日本人。


消費税ゼロに!

社会保険料下げる!

手取り増やす!

2万円ばらまき!

うん、どれも皆さんの暮らしには、いいことかもしれないけど、

誰1人、政治家さんは、真面目に日本の食文化を何とかしようなんて思ってないとみる。

バチ当たるぞ、そのうちに。と、私は冷ややかに見ている。


米の値段を下げることや早朝から安い米を並ぶより、日本の食文化の、土台、米も大豆も

農業を続ける人がいないとできないことをもっと我がこととして、考えませんか?


ホールフードは、健康的な料理を教える教室ではない。オーガニック&ヘルシーでカラダが喜ぶ料理を教えたいわけではない。

私たちは食べたモノで作られ、その食べモノは、自然の恵みが作り出すことをわかって欲しい。



 
 

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