カムバック!隠岐島のアラメ
- タカコ ナカムラ

- 7月9日
- 読了時間: 2分
更新日:7月16日
私は40年近く、ずっと隠岐島のアラメを使ってきました。
初めて知ったのは、マクロビオティックの大御所小川みち先生の料理教室。
運営していた、大竹さんという、これまた、濃いーー志し高いオジちゃんが売っておられた。
それから小川先生も大竹さんも他界。
それでも隠岐のアラメに代わるものなし!で使い続けてきた。すごく美味しいのだ。
ところが隠岐島にも温暖化の影響。
アマさんが潜っても、アラメはもうないという。
アラメの仕入れ先、池田海産物店の池田さん
は静かに嘆く😢。
もう、隠岐にはアラメ捕れん!
もちろん、ネット上では、隠岐なのか、中国産なのか?アラメは売られています。
でも、アラメなら何処のでもではなくて、私は隠岐のアラメがいいの。
そこで、オジちゃんに相談したら
島を探して送ってやろうか?
そこまで好きっちゅーなら、利益はとらんから、島の店で買って送ってやるさ。
何という男気。隠岐島気。
こうして、細々とタカコナカムラホールフードスクールの購買部のみで、アラメを並べている。数は常に限定です。
かつお節も昆布も、海水温度が上がり、磯焼けが起こり、絶滅しそうな海産物は沢山ある。
それを何とも思わない日本人。
消費税ゼロに!
社会保険料下げる!
手取り増やす!
2万円ばらまき!
うん、どれも皆さんの暮らしには、いいことかもしれないけど、
誰1人、政治家さんは、真面目に日本の食文化を何とかしようなんて思ってないとみる。
バチ当たるぞ、そのうちに。と、私は冷ややかに見ている。
米の値段を下げることや早朝から安い米を並ぶより、日本の食文化の、土台、米も大豆も
農業を続ける人がいないとできないことをもっと我がこととして、考えませんか?
ホールフードは、健康的な料理を教える教室ではない。オーガニック&ヘルシーでカラダが喜ぶ料理を教えたいわけではない。
私たちは食べたモノで作られ、その食べモノは、自然の恵みが作り出すことをわかって欲しい。


