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お盆とご先祖様

8月13日の夕方にお墓にご先祖様を迎えに行く。墓に向けて背中を差し出し、『さぁ、帰るよ』と声をかける。

その日からご先祖様たちは、3泊4日、16日の早朝にあの世の扉が閉まるまでにお帰りになるらしい。

我が家にはリビングに、友人のデザイナーが作ってくれたモダンな仏壇が鎮座。

お盆とお正月、お彼岸には、ステージ(?)が迫り出す作りになっております。

朝晩、私たちと同じ食べ物をお膳に作りお供えしています。晩酌も忘れずに。

こういう仏事も姿を消しつつあります。

結婚しない人も増え、子供の数も減り、もはや『墓』も『お盆参り』も本来の意味を理解する人もいないのです。

かつて、『千の風にのって』あたりから、

墓には誰もいませんが広がり、墓参りの価値が薄くなってきた気がします。

うちの母親は、立派な墓や長い院号にこだわり、生前に院号もゲットし、お墓に灯籠やらオプションの細工物を建てることに異様な情熱を持っていた。

そういう人は、もはや天然記念物。

夫婦でも、夫の墓には入りたくないという妻も増え、おひとり様は、合同墓地を予約。

なんだかなぁーーと考えさせられる2025年のお盆でした。


墓石を壊すなんて罰当たり!と思いきや、今はリサイクルブームで、墓石を粉砕し、道路工事の土台にするというから、仏教界にまで、SD G s

の風。

夫はサザンオールスターズのファン。

『葬儀の時に、何かけて欲しい?』と聞くと

『竹内まりあの人生の扉』だという。

『裏切りもんじやね?』

『やっぱさ、葬儀は陰気になりがちだから、

勝手にシンドバットでしょーー』

『そんなに好きならあなたのときに、かけてあげる』

『やめてよーー、永ちゃんがいい』

こんな不謹慎な話しが盛り上がったお盆でした。

『墓じまい』するにも、なにせ、費用がかかるし、きっとほったらかしで、墓石リサイクル♻️が増えるのではないかと思っている私。

樹木葬も散骨も、添加物や化学物質摂っていると、『汚染物質』として自然破壊につながるのだ!とあらためて、ホールフードな暮らしをすすめたいものだ。死んで、尚、汚染かぁーー。





 
 
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