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2024年幕開け

あけましておめでとうございます。

と言っても、年明けから能登半島の地震や日航機の事故、めでたいとは言えない。

被災地の方に心を寄せながら、スタートしましょう。


年末ブログの続きです。

2023年料理を教える事に終止符を打つ事を心に決めて、12月を迎えたのでした。

16年間お世話になった福岡市の西部ガスショールームでの講座も1月で最後となります。

16年福岡に通い続けたのですよ、寂しい。

12月2日の福岡校忘年会では、

私の引退を話すつもりで参加したのですが、卒業生たちのホーフルードへの想い、月遅れの誕生日ケーキのサプライズと、

とても、言えねーーーという感じで帰りました。

そして、次に望んだのが12月8日の群馬県下仁田納豆でのベジブロス講座。

オーナー夫妻とは、かねてより交友あり、この会は妻のゆみさんが、3ヶ月に1度、いろんな方を招き、夜に講座をされています。

いつものように、ベジブロスの取り方、

さつまいも炊き込みご飯、そして、もち!下仁田納豆を使っての麹納豆を作りました。

そこに家族で参加されたのがみなみちゃんファミリー。

みなみちゃんは生まれたときから筋ジストロフィーを患い、車椅子での参加。

寄り添うご両親の様子を見ただけで、

これは日常生活もさぞかし大変だろうなと感じました。

するとお母さんが、

ボロボロになった塩麹と甘酒のレシピ本にサインをして欲しいと言われた。

10年前に病状が悪化して命の危険があったそうで、いろんな治療法を巡り巡って、

食べものにたどり着いたそうだ。

その時に手にした本が私の本であり、一品ずつお母さんが作り、みなみちゃんに食べさせたそうです。

するとみなみちゃんは少しずつ元気になった。

埼玉県本庄市を訪ねると、三之助豆腐あり、

松田マヨーズあり、味輝の天然酵母パンと

こだわり抜いた生産者と出会ったのだと話してくださった。

私のレシピ本で、命を救われたという、ずっと私に会いたかったという。

不自由になったみなみちゃんの手を握ると、

ものすごく喜んでくれ、私は愕然としてしまいました。

だって、もう、料理を教える事をやめると決めていたから、、、、。

もちろん、料理を教えることで、誰かの役に立ちたかったし、社会の役に立ちたいとは思ってきたもの。

たかが料理の先生、かいかぶってはいかんと冷静になると思ってきた。

みなみちゃん一家との出会いから、メールのやり取りが始まり、

私への想い、、、、沢山頂いた。

夢に描いていた通りの先生だったと。

みなみちゃんが、『タカコさんかっこいい!』という。

うれしかったーーとっても。


ずーと、考えていた。このまま、引退したら、みなみちゃんどう思うかなーーー?と。


しかし、教室を運営する厳しさも実感している以上、料理教室を続けていくことは、経営者としてはダメだと、満を持して、スタッフにもやんわりと、話すことにした。


心の重い鎖が取れた気がした。

これでいい、これでいいんだと自分に言い聞かせた。

その晩、いつものように翌日の講座の買い物をして教室に戻った。

そしたら、誰もいない教室が泣いていたのです。

空間やキッチンが泣くんだ、、、、と驚くばかり。

とてつもなく悲しい空気に満たされていた。

このキッチンスタジオを作った時の気持ち、これまでの思い出が一瞬で頭の中を走り去った。

タカコよ、苦労して苦労して作った理想のキッチンスタジオ。

やれることはやり尽くしたのか?

万策尽きたのか?

そんな声が聴こえた。


しばらく重く冷たい空気の教室にいた。

料理をする人が減った

料理を真面目に習う人も減った

だから辞めるのか?

それでいいんだな。


その晩、眠れずに、考えた。

会社の経営は大変だ。料理講座の運営も、これから先もっと大変になると思う。

でも、私の料理を喜んでくれる人がいた。

希望を与えてもらったという人が確かにいたのだ。


布団の中にもぐり、考えた。

明け方になり、みなみちゃんにメールを書いた。


私、もうしばらく料理を教えます。

洗足池のキッチンスタジオに遊びにきて欲しい。

すっごく素敵なキッチンだからと。


人生は1度っきり。

どうせ終わるなら、やりたい事、好きな事をしよう。

それが儲かろうが、儲からない事であろうが、

私はソコを目指していたわけではなかったはず。


てなわけで、1人大相撲、これにて一件落着。

みなみちゃんと洗足池のキッチンスタジオが私を引き留めたのだ。


2024年、少し変わりますタカコナカムラ。

成功されている料理家に憧れるのはやめよう。

One & Onlyを忘れるな!

我が目指すはユーミン。

カッコいいもんね。


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