卒業生インタビュー
No.4 インテリアコーディネーター 五十嵐 雅子さん
プロフィール:横浜市立大学文理学部文科社会過程卒業後、株式会社西武百貨店インテリア部を経て 住宅メーカーのインテリアコーディネータとして戸建て注文住宅、店舗併用住宅および住宅展示場の仕事に携わる。現在は、北欧輸入住宅メーカーのインテリアコーディネーター として内装プランの提案などを行う。
野口:Whole Foodスクール(以下WFS)にいらっしゃったきっかけは?
五十嵐:6〜7年前、ある時京都の鞍馬・貴船をまわって東京に戻り、ふとBrownrice Caféに食事をしに行ったんです。そこでタカコさんの講座のチラシを見て、「自分がコントロールできるとすれば、あ〜やっぱり食べ物だなぁ!」と思ったんです。
野口:「食べ物」とは??
五十嵐:私10代のころから貧血気味で体の調子があまり良くなく、化粧品やシャンプーなどにも皮膚が反応したりしたんです。それでやはり大切なのは食べ物かなぁと。食事は作るのも食べるのも大好きだったので、食べ物がずっと大きなテーマとして私の中にありました。
野口:WFSではどのようなことが印象的でしたか?
五十嵐:たくさんの生産者の方にお会いできたのが本当に良かったです。栽培履歴を調べる課題があり、この食べ物がどこから来たのかを調べてレポートを書いたりしました。
野口:今でこそ世間で「食の安全」や「トレーサビリティ」がうたわれていますが、当時は生産地さえ不明なものが多くありましたよね。栽培履歴は分かりましたか?
五十嵐:いえ。結局途中からはもう追えない(分からない)という結果になり、その結果をまとめました。
野口:悲しいながら食品の事実ですね…。だからこそきちんと安心で安全なものを選びたい。
五十嵐:そうですよね。WFSで、タカコさんの周りのたくさんの生産者の方々に会えたことが幸せでした。みなさん本当に魅力的で。
野口:生産者の方々とお会いすると、その食材や食品に対する意識が大きく変わりますよね。
五十嵐:WFSでは、素材を見る目を頭だけではなく体を通して学びました。いい食材が高いのには理由があり、その食材のルーツや作られる過程、そしてそこには生産者の方々の想いがのっていることを知ると、決して高くない。たとえば自然食品店で買う無農薬野菜は捨てるところがないし本当においしい。そう考えると高くないんです。ラベルを見るときに第一優先は値段になりがちですが、残念なことになかなかその先にあるものが見えてない。私は「職人」には敬意を込めて値段を払うべきだと思っています。
野口:今のお話でWFSの料理法の「ベジブロス」を思い出しました。野菜の皮も根もヘタもぜーんぶまるごと頂ける料理法。
五十嵐:WFSで大事にしなくてはいけないことを習った気がします。自分の体とどうやって向き合っていけばよいかなど。今まで食べてきたもの、そしてこれから食べていく物を選ぶ目を養うことができました。「常温で長い間腐らない食品って何が入っているんだろう?」とか。食に対する疑問や不思議が自分の偏った知識だけではなく、WFSで学ぶことできちんと根拠づけができました。
野口:当時お仕事でとても忙しい毎日だったとか?
五十嵐:はい。実はその後転職したんです。WFSに通い、「もっと自分のために時間を使ってもいいな」と思い、自分を見つめ直すきっかけになって。
野口:その後違う住宅メーカーに移られたんですよね。
五十嵐:はい。国産の自然素材を扱う使う会社に移り、今は北欧のパイン材を扱う会社で勤務しております。私、木が好きなんです。小さい頃田舎に木がたくさんあったせいか(笑)。どちらもこだわりのある建材を使用している会社なので、住宅の質にこだわりがあるお客さまが多いです。健康に悩みのある方や、お子さんのために体にいい住宅を作りたい方とか。子どもが素足で天然木の床を笑顔で走り回ってる姿を見ると、大人って感覚が麻痺してるなぁと思います。子どもはいいものが分かるんですね。
野口:そうですね。食品にも同じことが言えるかも。
五十嵐:私食べ物を変えると人生変わると思います。なのに何でみんな変えないんだろうって(笑)。
野口:WFSで学ばれ、五十嵐さんには何か変わりありましたか?
五十嵐:楽しくなりました!前は打合せが続いて食べれないことがあるとすぐにゲッソリしていたり疲れやすかったり。今は精神面でも体調面でも以前と比べるとバランスがとれるようになったと思います。
野口:なんかすごく落ち着いてらっしゃる。
五十嵐:バランスを保つことって難しい。食生活にしても、ポリシーはあるけど、あれやっちゃいけない・これやっちゃいけないという制限はできるだけかけないでいたいです。
野口:今後の目標は何でしょう?
五十嵐:もっとデザインの勉強をしたいです。自然と遠いところに暮らしているせいか、自然に近い生活をデザインに取り入れていきたい。そしてそういう生活の提案や情報発信していけたらいいなと、漠然とではありますが思っています。そして、スクールで料理を習ったことが本当に楽しい体験となり、いろんな人との出会いをいただいて、野菜の料理のレシピが本当に増えました。ひとつのお料理の中にたくさんの工夫があってたいせつなことを惜しみなく教えてくださったこと、私自身がそれをまだまだ生かしきれていないので、これからも日々の生活の中でひとつひとつ大切にしていきたいと思います。また機会があればぜひ習いに行きたいと思っています。新しい出会いや発見がきっとあると思います。
野口:最後に、スクールや、この記事を読んでらっしゃる方々にメッセージはありますか。
五十嵐:WFSの講座は何度でも聞きたい話がたくさんあります。お味噌を作ったり梅干しを仕込んだり甘酒を作ったり…物ができていく仕組みが分かるのが楽しくて仕方ありませんでした。もし少しでも興味があるなら、迷わずチャレンジしてみてください!
野口:今日はお忙しい中ありがとうございました。
料理好きな五十嵐さん、自宅にお友達を招いて料理をふるまったり、会社にお弁当を持って行って、「こんな方法もあるんだよ」と周りに発信されているとのことでした。今後の更なるご活躍、お祈りしております。またスクールにも遊びにきてくださいね。


